知らない事を放っておかない。
こんばんは。もうユニクロのフリースパジャマを着ているタキシード仮面です(笑)
去年買ったのですが、ズボンがどんなけ探しても見つからず、上はフリース下はプーマの短パンという異色の組み合わせをしています。(プーマの短パン)
先日紹介した、「とんでもない死に方の科学」
という本を読んでいるのですが、全然進まない・・・ 。気になる事をwebで調べて調べての作業の連続。
そこで、読んでいる中で一番面白かった
「次の月面着陸にこっそり乗り込んだら」を紹介します。
まずこっそり乗り込んでいるので、計算上のロケットの重量とはズレます。なので軌道が変わってしまい、予備燃料が積まれていて軌道操作用エンジンを噴射して軌道の修正を図れた事は自明とします(なにが自明やねん)
あと、無重力で乗り物酔いする事は耐えましょう。因みに乗り物酔いが起こる原理は、感覚の不一致から起こります。例えば、車に乗って本を読んでいる時、三半規管(耳)は体が動いていると認識していますが、目は本を読んでいるので静止していると認識します。このような感覚の不一致によって乗り物酔いは生じるそうです。(早くも脱線)
Question1
勿論月面は真空です(空気がない)宇宙服無しで月面に出るときどうしたらいいか。
1.酸素が無いんだから、息を大きく吸って止めておこう!
2.逆に口を開けて肺の中の気体を残らず吐き出してから外に出よう!
正解は・・・・2です。
真空中では肺に入った空気が膨張するので、肺に空気が入っていたら肺胞が破れてしまいます。(肺胞はガス交換をしている、とっても大切な器官です。)
2を選択してしまったあなたは、生きて帰る事はまず出来ないでしょう。
しかし1を選んだとて、助かるわけではありません(笑)
血液内の酸素で、真空中でも10~15秒は意識を保っていられますが、それを過ぎるとジョジョのカーズでも無い限り意識が無くなります。(時間内に宇宙船に戻ろう!)
もし気絶してしまった貴方に次に降りかかる悪夢は・・・・
血液の沸騰です・・・(恐ろしい)
真空中は液体の沸点は地球よりも低くなります。なんと真空中では、体温で液体は沸騰してしまうのです。
~真空中では何故沸点は低くなるのか~(たきしーど調べ)
水たまりって、いつの間にか無くなっていますよね。地面が100度になる事なんてまずないのに。何故無くなるのかと言うと、水は0度以下でない温度なら気体になろうとしているんです。蒸発を妨げているのは、空気です。水は頑張って気体になろうとするのですが、空気の圧力に押されてなかなか気体になれないのです。空気の圧力関係なしに、液体が気体に瞬時に変化する事を沸騰といいます(水なら100度)。
つまり、真空中は蒸発を妨げる空気の圧力がないので、液体は簡単に気体になれちゃいます!!!
沸騰すると、あなたの皮膚はパンパンに膨れ上がり人間風船の出来上がり!!!でも大丈夫、人間風船となった貴方は、やがて体の気体が抜けはじめしぼみ始めます。(これぞ急激なダイエット!!!)
結論
月面着陸にこっそり乗り込んだら・・・絶対宇宙船から出るな!!!!
(因みに宇宙服は一着12億くらいするそうです・・高・・・・)
色々割愛しながら書いてみましたがこれ、5ページ分位なんです。
なんで沸点が低くなるのか、空気ってなんであるのか、引力ってなんだなど脱線して調べながら読んでいると色々学ぶことが出来ます。当たり前の様な事を調べる事ってとっても大切ですよね。アホみたいタイトルのこの本ですが、とっても読み応えがあるので是非読んでみてください!!!
今日の一曲
RCサクセション/うわの空