たきしーどの日常

歴史、音楽、映画、読書。好奇心旺盛な若輩者です。日々の出来事を綴っています

男なら誰しもヤンキーにあこがれますよね(いきなりどんな偏見)。

僕は中学生時代、「クローズ」や「今日から俺は」といったヤンキー漫画に夢中でした。しかし、如何せん細身のビビり。

筋骨隆々になりたい。突っ込んでいく根性が欲しい。

そんな悩みを今お持ちの若人よ!!!

いっそ人間を辞めて、武器人間になろうぜ!

俺は人間を辞めるぞぉぉおおぉ!(ディオ風に)

と、茶番はさておき、今回は映画「武器人間」のご紹介。

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(出典:武器人間 - 作品 - Yahoo!映画)

 2013年に、日本でも上映された映画です。

原題:Frankenstein's Army(フランケンシュタインズ アーミー)

 

 あらすじ

映画のポスターにも書いてある様に、ナチスを題材にした映画です。

第二次世界大戦中、ソ連の偵察隊が仲間のSOS信号を受信し、ナチスドイツの占領地域へと救出に向かう。

信号が送られた場所に向かうと、そこは人っ子一人いない村。

辺りを散策していると、協会には大虐殺が行われた形跡が・・・

そして、協会を調べてみるとそこには、武器を携帯した人間にはみえない生き物が(武器人間)・・・

武器人間

武器人間ってそもそも何?

「武器人間」とタイトルにある通り、この作品は武器と人間を合体させた武器人間が出てきます。武器人間は、フランケンシュタインの孫が戦争の兵器として、作り出しているのです。人を感知して殺したり、殺した人を運んだり、ごはんを作ったり、工場の整備をしたり、その用途は多岐に及びます。しかし、フランケンシュタインの命令しか聞かず、主であるフランケンシュタインから離れると、コントロールが効かなくなり暴走します。

造形美と強さ

武器人間は色々な種類がいます。

ナチスの最強兵器、武器人間と聞くと、誰しもが人を蹂躙し俊敏に動く、見つかったら終わりのような兵器に感じますよね。

しかしこの映画の武器人間、CGを使わず、人が着ぐるみを着て演じているのです。

ですので、まぁ動きが昭和のウルトラマンの怪獣。一歩一歩噛みしめながら歩いてくるのです。

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(引用:大山のぶ代がナレーション参加の異色予告で新たな“武器人間”が登場 : 映画ニュース - 映画.com

レトロな造形。美しいですよね。是非動きを是非映像で見てほしいです。

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(引用:武器人間公式より)

こちらは、作中ナンバーワン人気の「モスキートン」。岡本太郎さんが好きな人は好きそうな造形です。

 彼らは造形美を手に入れたせいで、ある欠点が出来てしまう。

それは・・・・動きが遅すぎてめちゃくちゃ弱い。

人が走るよりも動きが遅いので、簡単にまくことが出来ます。

更には、武器が長かったりするので、懐に飛び込めば当たらなかったり。

弱い・・・弱すぎるぞ・・・

ではここで「武器人間クイズ」

Q.頭が戦闘機のプロペラになっている、プロペラヘッド。近づいた敵を容赦なくミンチにする獰猛なこいつを、どう倒したでしょう。

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(引用:武器人間公式)

分かりましたか?

正解は・・・

 

 

プロペラについているプラグを引き抜く

当たり前の事ですが、説明しますと。プラグを引き抜けば、回線のなんやかんやで発火して倒せますよね。弱すぎるぞ・・・

更には、普通に銃で死ぬ武器人間もいたり・・・

どうやって作られているの?

では、フランケンシュタインの孫はどうやって武器人間を作っているのか。

~武器人間レシピ~

1.ナチスの人の脳みそと、共産党の人の脳みそを混ぜます。

2.発電機でビリビリします。

3.武器人間の完成です。

簡単すぎるだろ!!!!

「私が発明したんじゃぁ~」と、マットサイエンティスト全快のフランケンシュタイン。これ論文100文字で収まるやろ・・・

ネタバレ含む ものがたり

前半

この映画はPOVで、兵隊視点で救出風景をカメラに収めているといった構図になっています。

第二次世界大戦中、ソ連の偵察隊が仲間のSOS信号を受信し、ナチスドイツの占領地域へと救出に向かう。

信号が送られた場所に向かうと、そこは人っ子一人いない村。

辺りを散策していると、協会には大虐殺が行われた形跡がある。

そして、協会を調べてみるとそこには、試作品の武器人間が。

銃殺し(やっぱり弱い)、動物の飼育小屋に行くと、ナチスの飼育員を発見する。

指を切るという古典的な拷問をして、仲間の居場所を吐かせ、そこに向かうと。

そこは、フランケンシュタイン博士のアジトだった。

武器人間達に囲まれ、絶体絶命の兵士たち。なんとか逃げ切り身を隠していると、兵士の一人が妨害電波を出し、自分たちがここに来るよう信号を出していた事に気付く。

後半

 実は裏切者は、上層部から家族を人質にされており、フランケンシュタイン博士をソ連側にしろと極秘ミッションを受けていた。(ソ連が武器人間を使いたかったから)

ここから、裏切者と残りの人と分かれ行動することになり、裏切者の視点で映画は進みます。裏切者はフランケンシュタイン博士に拘束され、自分の研究の過程をカメラに収めるように命令される。仲間も次々に捕まり武器人間にされていきます。研究を一通りカメラに収めると、博士は最後の被験者を裏切者にすると言い始める。そのタイミングで、ソ連軍の助けが来て、博士は銃殺される。

感想

ストーリーはさておき、一人称視点なので、FPSゲームをやっているようでワクワクしました。博士のアジトは迷路みたいになっており、曲がったら武器人間みたいにホラーゲームみたいでした。

グロさはあまり感じず、強いてあげればヘルメットを取ったら脳みそも取れちゃったところは少し気持ち悪かったです(笑)

戦時中、何が正解か分からない世界で、博士の目的が「すべて武器人間にして、戦争を終わらせる」事。間違ってはいないが・・・と戦争の狂気さを感じました。

個人的に一番面白かったのが、裏切者と博士の掛け合いです。

裏切者が状況が変わるたびに態度を変えるのが見ていて滑稽でした。

レトロなテイストを味わいたい、博士の脳みその配分調整を見てみたいという方は是非見てみてください!!!

 

武器人間(字幕版)

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 それでは!